西南交通大学には付属小学校がキャンパス内(教職員宿舎地区の中間)にあります。西南交通大学子弟小学校といいます。
日本では、近頃は安全面から、生徒の集団登下校に父兄らが送迎を行っているようですが、中国ではどうでしょうか。
写真はその下校時のものです。写真1に見るように、校門前には多くの自転車(実は、写真に見える多くは電動スクーターです。電動自転車の発展したもので、成都では一般化しています。時速20キロ以下となっているはずですが、それ以上出るのもあり、歩行者にとっては注意すべきものです)が集まり、父兄が生徒を待っています。母親ばかりでなく、父親も多いことがお分かりでしょうか。中国では、このように生徒の保護者(両親だけでなく祖父母も)が送迎をするのは都市では普通のことなのです。
もちろん、写真2に見るように、1人や友達と帰る生徒もたくさんいます(なお、青紫のジャージの集団は、ちょうどキャンパス内の付属病院に行く、付属中学校―中国では中等部〔初中〕と高等部〔高中〕が併設―の生徒)。ともかく、下校時にはこのようにお迎えの保護者で校門の前がいっぱいになるのが中国の都会での小学校です。ただ、このお迎えはあくまでも個人単位のもので、日本のような組織的・集団的なものではありません。
子弟小学校は市内でも優良校(コンピューター教育の先進校)で、キャンパス外部からの通学もかなりあり、その中には、写真3に見るように、自家用車送迎もあるのです。それも1台や2台ではなく、校門前の道路にずらりと駐車しているのです。なんといっても、成都はマイカーの普及率がトップクラスの都市なのです(実は、日本語学科では2人の教授はもちろん、若手の教員の何人かもマイカー持ちです)。
8時半登校で、朝礼などの後、8時45分に1時限目(40分授業)が始まり午前中4時限で、12時から14時までが昼休みとなり、多くの生徒は自宅に戻り昼食を取ります。午後は14時登校で、14時10分に5時限目が始まり、15時40分に6時限目の授業が終了し、下校時となります。もちろん、その後も課外活動する生徒もおります。以上が小学校の1日で、この昼休み時と下校時に保護者の校門前でのお迎えがあり、写真のような風景を見せるわけです。
最後に、写真4ですが、これは「学校收費」、すなわち学費などの経費を示したものです。校門脇に掲示されています。国家の基準に基づいて、成都市金牛区の定めた標準経費です。学期ごとに学費は294元(雑費168元・教科書代75元・テキスト代15元・情報技術費〔いわゆるコンピューター教育、3~6年生〕36元)、綜合服務費77元(委託管理費〔いわゆる、昼休みなどで学校が生徒を保育すること、保護者の自由意志〕62元・社会実践活動費15元)です。2学期制ですから、委託保育すると、年に742元となります。なお、最後の「借読費」年1600元とは、他の小学校の生徒を受け入れる場合の費用です。本来的には居住地により学区が定まっていますが、優良校には学区外からの希望者が集ります。
(2006.11.4)




金澤さん:
看了你的空间,知道你是居住在成都的外籍人士。
让我感到惊讶的是你对成都居然有如此深的了解,甚至超过了我这个地道的成都本地人。在佩服的同时自己也感到汗颜。
不知道你对在成都的生活有怎样的感受呢?对成都这座城市又有怎样的看法呢?
希望能多多交流。
沉默之沙MK2さん、はじめまして。中国語が「不会」なので、日本語で失礼します。これからもよろしく。