2021年11月9日(火)、8時に出発し最初の見学地大船遺跡(北海道函館市大船町575−1)に8時45分に着きました。本遺跡は大船川沿岸の標高30~50mの海岸段丘上にあり、縄文中期の大型集落跡です。100棟を越える竪穴住居跡と盛土からなる居住区と、南西に墓・貯蔵穴を含む100基以上の土坑群が確認されています。
写真1は、北からの大船遺跡の公開部分「縄文のにわ」全景です。

写真2は、遺跡上部(東)から海(西)と撮ったものです。

写真3は、枠のみの復元竪穴住居です。

写真4は、復元竪穴住居です。

写真5は、竪穴住居跡です。他の遺跡のが浅いのに対して、2m以上と深く掘込まれているのが分かります。

写真6は、住居跡は重なって発掘されています。

写真7は、復元竪穴住居内部です。

写真8は、盛土遺構です。ここからは石器・土器の他、魚類骨・植物残滓が見つかっています。

写真9は、海へともう一つの竪穴住居跡と奥に復元竪穴住居を撮ったものです。以上で本遺跡は終わりです。

9時20分前に遺跡を離れ、ツァー最後の見学地函館市縄文文化交流センター(北海道函館市臼尻町551-1)に9時40分前に着きました。本センターは南茅部縄文遺跡群を中心に、函館市の縄文遺跡から出土した、土器・石器等の出土品を展示しています。
写真10は、青竜刀型石器(垣ノ島遺跡 中期)です。

写真11は、土偶(大船遺跡等)と上にシャチ形土製品(臼尻遺跡 中期)です。

写真12は、注口土器(臼尻遺跡 中期)と下離有花土器(臼尻遺跡 中期)です。

写真13は、壺型土器(臼尻遺跡 中期)です。

写真14は、シカ絵画土器(臼尻遺跡 中期)です。

写真15は、石器類です。

写真16は、鈷先・複式釣針等の漁労具です。

写真17は、漆糸製品(復元・垣ノ島遺跡)です。約9千年前のもので、世界最古です。

写真18は、赤彩注口土器(臼尻遺跡 後期)です。

写真19は、石製装飾品(臼尻遺跡)・玦状耳飾(ハマナス野遺跡・八木遺跡)・ヒスイ製装飾品(石倉貝塚 後期)等です。

写真20は、足形・手形付土製品(豊原遺跡 早期末 重文)です。土抗内から発見されました。

写真21は、正面から見た中空土偶です。著保内野遺跡出土品で、縄文後期後半のもので、高41.5cm・幅20.1cm・重量1.745kgです。2007年6月に北海道初の国宝指定を受けました。

最後の写真22は、右斜めから見た中空土偶です。以上ですべての見学を終えました。

センターを10時20分過ぎに出て、函館ベイエリアに11時40分に着き、13時10分までの自由散策となりました。その後、JAL函館発14時55分・羽田着16時25分でツァー終了です。
(2021.11.26)