後北条氏小田原城遺址(その3)―歴史雑感〔67〕―

(その1)一、八幡山古郭

(その2)二、小峯御鐘ノ台大堀切西堀・中堀

(その3)三、小峯御鐘ノ台大堀切東堀

(その4)四、三の丸外郭新堀土塁

(その5)五、八幡山古郭東曲輪

三、小峯御鐘ノ台大堀切東堀

 中堀から東堀に戻ります。写真1は、小峯御鐘ノ台大堀切東堀の北口から南へと撮ったものです。左手(東)上端が土塁、右手(西)上端が中堀間の土塁となっています。東堀は280mが現存し、幅25~30m、深さ8~10mですが、発掘調査により実際の深さは12~15mあり、障子堀となっています。堀法面の傾斜度は50~60度あり、関東ローム層から、上るのは困難となっています。

 写真2は、東堀土塁です。現存の土塁は幅4m、高2mです。

 写真3は、土塁説明板の立っている所です。その先で土塁切口(通路))があります。

 写真4は、土塁上からの切口です。

 写真5は、土塁上から南へと撮ったものです。

 写真6は、切口から南への東堀を撮ったものです。奥に屈折部(横矢掛り)が見えています。

 写真7は、切口から少し北に戻ると、堀越しに中堀・東堀間の土塁切口(通路)が見え、これを撮ったものです。

 土塁を戻り、北口から東堀に入ります。ここは散策路でもあります。写真8は、少し入り南へと撮ったものです。急斜面の法面が分かります。

 写真9は、さらに進み、屈折部(横矢掛り)が見えてきた所です。

 写真10は、屈折部(横矢掛り)の所です。

 写真11は、逆に南から屈折部(横矢掛り)を見た所です。

 写真12は、さらに南へと撮ったものです。

 写真13は、少し離れて逆に屈折部(横矢掛り)を撮ったものです。

 写真14は、さらに進み、南口が見える所で撮ったものです。

 写真15は、南口手前から北へと撮ったものです。

  写真16は、南口です。

 最後の写真17は、南口にある「小峯御鐘ノ台大堀切東堀」説明板です。

(2021.08.12)

不明 のアバター

About kanazawa45

中国に長年にわたり在住中で、現在、2001年秋より、四川省成都市の西南交通大学外国語学院日語系で、教鞭を執っています。 専門は日本中世史(鎌倉)で、歴史関係と中国関係(成都を中心に)のことを主としていきます。
カテゴリー: 日本古代・中世史 パーマリンク

コメントを残す