2019年4月8日(月)午前、宝鶏先秦陵園博物館(陝西省宝鶏市鳳翔兼南指揮鎮)を参観しました。本博物館は、秦公一号墓、すなわち秦始皇帝14代祖の穆公の4世孫景公墓遺址上に建てられたものです。本墓は1977年に発掘調査がなされ、全長300m・幅38.8m・深さ24.5m・面積5334㎡の大墓で、春秋後期(約2千5百余年前)の秦景公(秦公一号墓)と分かりました。本館は2000年に民間博物館(秦公一号大墓遺址博物館)として開館し、2007年9月18日、国有の宝鶏先秦陵園博物館となりました。開館時間は9時~18時(4~10月)・9時~17時半(11~3月)、入館料は30元です。鳳翔県城からは紙坊城際線の鳳翔南関站(鳳翔汽車站から南に約200m弱)乗車で、8停留所目の西村站下車、南に約150mです。所要時間約30分です。
写真1は、宝鶏先秦陵園博物館入口です。左が窓口です。

写真2は、陳列館です。

写真3は、「黄腸題湊」(復原地下宮)です。

写真4は、発掘品の一つ陶缶です。他にも幾つかの発掘品が展示されています。

写真5は、秦景公大墓です。陳列館の北です。東から西墓道へと撮ったものです。中央の深い区画は主棺室で、回りの木箱は殉葬者のものです。ご覧のように遺址をドームで覆い保護と公開を行なっております。

写真6は、中央を撮ったものです。奥の白い案内板は盗掘跡を示しています

写真7は、車馬坑です。陳列館の入口寄りです。東西全長86m・幅約20m・深さ約14mです。坑の前方から3列縦隊で数十両の戦車が並べられていました。

最後の写真8は、門道です。

なお、フォト・アルバム「陝西・宝鶏先秦陵園博物館」はhttps://1drv.ms/f/s!AruGzfkJTqxng4AjeCYxyUsG4BOdWQ%5B正大1%5D です。
(2019.05.08)