2018年3月8日九寨溝観光一部再開―四川雑感〔27〕―

 九寨溝風景区は、2017年8月8日、九寨溝地震で池崩壊等の重大な損傷を受けて、即日閉鎖されました。九寨溝はアバチベット族羌族自治州にとって重要な観光地で収入源でした。地元にとってはそれ以上でこの再開は死活問題でした。懸命な復旧作業により、このたび一部完工を再開することになりました。すなわち、2018年3月8日、部分開放しました。これは九寨溝管理局が2018年3月1日に「关于九寨沟风景名胜区部分景观对外开放的公告」で公示されたものです。公示全文は、

https://www.jiuzhai.com/news/notice/6229-2018-03-01-06-44-39

です。公示内容の概略は次の通りです。

1.遊覧地域

溝口から諾日朗瀑布経を経て長海まで、扎如溝の的扎如寺、日則溝の鏡海です。この内、長海、五彩池、鏡海、諾日朗瀑布、樹正群海、双龍海瀑布、扎如寺等は基本的に徒歩遊覧。

2.遊覧時間と遊覧方式

開放時間 8~17時

遊覧は乗車した遊覧車で戻ります。すなわち、景観点毎に下車遊覧して、もとの遊覧車に戻ります。いわば、遊覧車毎の即席ツァーとなります。

3.遊覧人数制限と遊覧対象

遊覧人数は日2000人以内。

遊覧対象は旅行社の組織したツァーのみ。個人客は非対象。

4.入溝料等

入溝料 110元(4月1日~11月15日)、40元(11月16日~3月31日)

遊覧車 90元

5.入溝料等の販売方式

予約制。購入先は『阿坝旅游网』http://www.abatour.com。電話400-088-6969。

この部分再開は1年間の予定です。

 再開当日の様子は九寨溝管理局の写真付記事、

https://www.jiuzhai.com/news/scenic-news/6233-2018-03-08-06-46-24

をご覧ください。写真をご覧のように、天気は晴天で澄み渡り、先日降った雪が山々を白く染めており、五彩池も池の周りが白く、池のコバルトブルーとの対比の美しさを見せています。

(2018.03.10)

不明 のアバター

About kanazawa45

中国に長年にわたり在住中で、現在、2001年秋より、四川省成都市の西南交通大学外国語学院日語系で、教鞭を執っています。 専門は日本中世史(鎌倉)で、歴史関係と中国関係(成都を中心に)のことを主としていきます。
カテゴリー: 観光(四川) パーマリンク

コメントを残す