再訪望叢祠―成都雑感〔160〕―

 2017年11月3日(土)、久しぶりに望叢祠(成都市郫都区望叢西路5号)を訪れました。2007年9月27日以来です。本祠は古蜀王国の伝説上の王、望帝・叢帝両帝の陵のあるところです。両帝に関しては「望叢祠―成都雑感〔50〕―」(2007年10月28日付)をご覧ください。本祠は成都市西北郊外22㎞にある成都市郫都区城にあります。入場は無料で、開館時間は8時~18時です。市内からの公共交通は、地下鉄2号線終点の犀浦站下車、犀浦快鉄站でP17(9番目停留所)・720路(16番目)乗車し終点の郫都区客運中心站(2元)下車、同站でP08路に乗継ぎ望叢路站(2つ目・2元)下車です。犀浦站からは約1時間強かかります。

 大門を入ると、正面に「望叢祠」壁が目に入ります。この奥にあるのが望帝叢帝紀念館で、写真1は、この正面からのものです。1993年に改築されたコンクリート製の建物です。

 写真2は、館内に祀ってある陵の塑像で、左が望帝、右が叢帝です。説明がないため何時のものか分かりません。堂内の壁には両帝を中心に古蜀王国の説明が掲示されています。

 紀念堂の後面に出て、橋(左右は池)を渡り直進し、左手に階段を上ると、望帝陵正面に出ます。写真3は、「古望帝之陵」碑(高3.48m・幅0.58m・厚0.14m、1917年建立・青砂岩)が立てられた望帝陵(高15m・長径131.6m・短径37m・周長250m、軸は南東・北西)の南東正面からのものです。

 写真4は、望叢陵の周りを右から巡って、左側中途から撮ったものです。

 写真5は、正面から下ったところから撮ったものです。望帝陵は明らかに自然の丘を陵として伝承されてきたものです。

 望帝陵から下って直進し、道を左(北)へ池を越えていくと、写真6の、叢帝陵(高10m・長径約41m・短径約20m・周長約100m)の正面に出ます。やはり正面は南東です。「古叢帝之陵」碑は望帝陵のそれと同じです。

 写真7は、叢帝陵の裏に回って撮ったものです。

 さらに紀念館の方へと戻ると、写真8の、聴鵑楼に出ます。本楼は「望叢大華玉器博物館」となっており、古代から現代までの中国各地の玉器展示となっています。

 手前の現代等の玉器展示の奥に古代玉器の展示があります。写真9は、和田白玉龍形佩です。殷代のもので、長6cm・重さ30gです。

 写真10は、五彩沁玉壁です。古蜀文明のもので、外径14.7cm・内径3.6cm・重さ500.6gです。

 写真11は、青玉「止」字銘文戈です。周代のもので、長21cm・幅8.5cm・重さ295gです。

 写真12は、墨玉篏緑松石雙耳罐です。古羌文化のもので、高13cm・直径20cm・重さ230.5gです。

 写真13は、九節神面弦紋玉琮です。良渚文明のものです。高37cm・方9.5cm・重さ495.5gです。

 最後の写真14は、紀念館の南北に広がる北側の池の荷風亭上から紀念館を見たものです。左手の藕香謝上では機構をしているグループが見えます。なお、ここにあった茶館は現在では営業を停止しているようです。

 なお、フォト・アルバム「成都(郫都区)・再訪望叢祠」はhttps://1drv.ms/f/s!AruGzfkJTqxngs1z8uFmBAAhfU5MYAです。

(2017.11.22)

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About kanazawa45

中国に長年にわたり在住中で、現在、2001年秋より、四川省成都市の西南交通大学外国語学院日語系で、教鞭を執っています。 専門は日本中世史(鎌倉)で、歴史関係と中国関係(成都を中心に)のことを主としていきます。
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