綱島古墳―歴史雑感〔24〕―

 東急東横線綱島駅の北に位置する綱島公園には古墳が現存します。綱島古墳(横浜市指定史跡)です。径約20m・高約3mの円墳で、1989年の発掘調査による出土遺物(鉄刀・円筒埴輪など)から、5世紀後半から末葉に造られたと推定されました。

 写真1は、案内板のある西側から見たものです。古墳は公園の東側のあり、綱島丘陵では最高標高地に位置します。往事は南に鶴見川、北に日吉丘陵が遠望されたでしょう。

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  写真2は、南側から見たもので、手前は小広場となっていますが、これは発掘調査以前に整備されたものです。

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 写真3は、北側からのもので、ご覧のように円筒埴輪のレプリカが置かれていますが、右側のは破壊されて残っていません。

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 最後の写真4は、西側に戻り全景を広くとらえたものです。

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 なお、2016年3月26日(土)の撮影です。

(2016.03.28)

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About kanazawa45

中国に長年にわたり在住中で、現在、2001年秋より、四川省成都市の西南交通大学外国語学院日語系で、教鞭を執っています。 専門は日本中世史(鎌倉)で、歴史関係と中国関係(成都を中心に)のことを主としていきます。
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