飯田家住宅―歴史雑感〔19〕―

 旧北綱島村の旧家で、代々名主を勤めていた飯田家です。この飯田家住宅(横浜市港北区綱島台17番地5号 郵政綱島局隣)は横浜市指定文化財です。江戸時代後期建築と推定される表門、1889(明治22)年建築の主屋が保存されています。

 写真1は、西面している表門です。長屋門で、桁行18.4m・梁間4.3mの茅葺寄棟造です。中央が通路で、向かって左側に出格子窓が付き、門番部屋・納屋となっており、右側が穀蔵となっています。

 写真2は、主屋です。桁行20.0m・梁間8.1mの茅葺寄棟造です。六間取りで、間仕切りの柱間に差鴨居を入れ中二階としています。

 写真3は、表門と主屋とを撮ったものです。

(2015.06.10)

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About kanazawa45

中国に長年にわたり在住中で、現在、2001年秋より、四川省成都市の西南交通大学外国語学院日語系で、教鞭を執っています。 専門は日本中世史(鎌倉)で、歴史関係と中国関係(成都を中心に)のことを主としていきます。
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