昨日(2013年4月13日)は土曜日で、成都には珍しく快晴の日で、市街東(成渝高速道路起点の五桂橋南側)にある塔子山公園に出かけてみました。塔子山公園は、塔子山苗園(市内緑化の苗木生産基地)を基にして公園化し、1987年春節に開放されました。総面積26.8平方㎞、緑地面積21.93平方㎞と、緑の木々豊かな公園(銀杏ほか、80余種4万余株)です。市内からは、10路(映花園站~五桂橋公文站)・38路(国際商貿城公文站~成都東客站公文站)・58路(万家湾公文站~五桂橋公文站)・81路(金沙公文站~五桂橋公文站)で、塔子山公園站下車です。市内へは、以上の路線の他、2路(成都東客站公文站~火車北站公文站)・4路(成都東客站西広場站~茶店子公文站)・71路(成都東客站公文站~昭覚寺公文站)も利用できます(道路工事の関係で、現在は本来の路線経路と異なっていますので、変則的になっています)。なお、地下鉄2号線の塔子山公園站(D口)からは公園南側に現時点では入口がないので、西から北へと遠く回り込むことになります(南大門を設置予定)。
写真1は、迎喗路(蜀都大道)に面した北大門です。市バスの塔子山公園站はここです。入場は無料です(春節時の灯会など、特別活動時は有料)。

写真2は、九天楼です。1997年末に完成した九天楼は本公園最高地点に位置し、塔楼13階、高さ70m、1・2階が方形の大庁、3階から11階が八角形、12・13階が4つの小亭の組み合わせ構造となっています。エレベーターが設置され、本来は登楼が出来ることになっていますが、現在は運転されておらず、登楼出来ません(というより、楼1階の茶館「天楼茶社」も営業しておらず、管理人員も見られず、管理が不十分な状態です)。

写真3は、12・13階のアップです。小亭の組み合わせ構造がお分かりでしょう。

写真4は、「堆秀牆」(古蜀文化の彫刻壁・2003年春創設)を主体に後方に九天楼を写し込んだものです。御覧のように、彫刻は古蜀文化を代表する三星堆遺跡の目の飛び出た縦目面具を模したものです。

春節の前後3週間ほど、本公園では成都市で最大の灯会を催します。その節に成都を訪れたのなら、行くのもよいでしょう。最後に、公園案内図や案内掲示は一切ありませんし、茶館・売店とも営業していないことに注意して下さい。
(2013.04.14)