バス停のANA広告―成都雑感〔143〕―

 すでに「全日空NH948便の『カンフーパンダ』塗装機―成都雑感〔116〕―」(2011年7月9日付当ブログでは2011年10月12日付)で紹介しているように、2011年6月19日、全日空が日本の航空会社としては初めて成田成都間の直行便を開通しました。そこで、西南交通大学九里堤校区の群星路西站(バス停)で見かけたANAの広告をお見せします。写真1は、バス停側(表)のものです。御覧のように、バス停側は寿司を食する女性となっています。そのキャプションには「起飛後30分鐘 已開始品味日本的味道」(飛行30分後 日本の味を)と、日本食の誘いです。

 写真2は、歩道側(裏)のものです。歩道側は温泉につかる女性となっています。そのキャプションには「飛行在-40℃高空 已感受到日本的温暖」(-40℃の高空で 日本の暖かさを体験)と、温泉の誘いです。

 キャプションの下には「ANA全日空,日式体貼飛我莫属」(ANA全日空,私たちにない日本のおもてなしはありません)とあり、さらに次の文が書かれています。

ANA全日空致力為旅行者提供更好的飛行服務。ANA全日空可従中国10大城市直飛日本主要機場,乗客当天即可致達日本幾乎所有城市,従中国途経日本前往美国也十分便捷。当您登上ANA全日空航班,舒適的環境、精緻的餐食、体貼的服務、譲您立刻感受到純正的日本風情。ANA全日空領飛您的日本之旅。

(ANA全日空は力を尽くして、旅行者のためによりよい空中サービスを提供します。ANA全日空は中国の10大都市から日本の主要空港に直行ができ、乗客は当日中に日本のほとんどの都市に行け、中国から日本を経由してアメリカに行くにも非常に便利です。ANA全日空便に搭乗すると、快適な環境、精細な食事、おもてなしのサービスで、貴方に生粋の日本の風情を感じさせます。ANA全日空は貴方の日本の旅を大いに案内します)

 以上の,キャプションと文から全日空、ひいては日本(観光)の売り〈日本食・温泉・おもてなし〉が分かるでしょう。

(2013.03.24)

〔追記〕  ANA広告に関して、次のブログ記事があります。

『中国で思ったこと』「大連の高架鉄道にANAの前面車輌広告が登場」(2013年3月25日付)http://bartar.sakura.ne.jp/blog/archives/740

です。これを見ると、ANA中国は就航各地に統一した広告展開をおこなっているようです。

(2013.03.27)

不明 のアバター

About kanazawa45

中国に長年にわたり在住中で、現在、2001年秋より、四川省成都市の西南交通大学外国語学院日語系で、教鞭を執っています。 専門は日本中世史(鎌倉)で、歴史関係と中国関係(成都を中心に)のことを主としていきます。
カテゴリー: 交通 パーマリンク

コメントを残す