文殊坊錢幣市場―成都雑感〔118〕―

文殊坊(文殊院)を訪れると、古物市場がその南に接しています。「文殊坊錢幣市場」です。ここは、以前に紹介した総合古物市場の「成都送仙橋古玩芸術城―成都雑感〔77〕―」(2008年3月13日付)と異なり、古貨幣・切手類などを主体とした市場です。文殊坊の文殊院街・五岳宮街から南に金絲(馬)街に入るとすぐの所で、東が金絲街、南が白家塘街に接した角地を占めています。南の白家塘街に接したところが南入口(写真1)です。もちろん、金絲街側からも入れます。市場は東側が錢幣・切手コーナー、奥西側が玉石・書画・古道具・奇石コーナーとなっています。

写真2は、錢幣・切手コーナーです。通路の両脇に店を構えているのと同時に、通路にも露店が開かれています。

写真3は、その露天商です。古銭などを商っているようです。

写真4は、錢幣・切手コーナーの中央にある交易大庁に店を広げている、切手商です。ここでは古錢・紙幣・配給切符(糧票など)・切手などが商われています。

写真5は、玉石・書画・古道具・奇石コーナーでの展示広場です。青空市場に店を広げています。このお爺さんは中国の元勲などの写真を並べています。

写真6は、茶館です。ここには食堂も併設されていますし、麻雀の貸し出しもあります。以上、2011年11月12日(土)の昼前に訪れたものです。なお、「王婆蕎麺―成都雑感〔73〕―」(2008年11月10日付)で紹介した、牛肉蕎麺(8元)を、文殊坊にも出店しているので、食しました。

(2011.11.12)

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About kanazawa45

中国に長年にわたり在住中で、現在、2001年秋より、四川省成都市の西南交通大学外国語学院日語系で、教鞭を執っています。 専門は日本中世史(鎌倉)で、歴史関係と中国関係(成都を中心に)のことを主としていきます。
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