菩提寺近くに小机城址があります。2012年2月12日(日)、快晴の中、自転車で行ってみました。本城は15世紀中頃に関東管領上杉氏の築城と伝えられ、その後廃城となり、後北条氏2代目の氏綱の代に笠原信為が城代となり、小机衆がそのもとに組織され、南武蔵における後北条氏の支城としての役割を果たしました。1590(天正18)年の後北条氏の滅亡後、廃城となりました。第三京浜道路建設に伴い、城址は東西に分断され破壊を受けましたが、現在、「小机城址市民の森」として、整備・保護されています。
最寄り駅はJR横浜線小机駅で、下車後徒歩約15分です。駅前の横浜上麻生道を西(右)に歩き、郵便局が角の小道を北(右)に入り、横浜線の踏切を越えたところの小十字路を西(左)に歩くと、前方に第三京浜が見えますから、その脇の小道の一つ手前の小道に入り上っていくと、根古谷(市民の森入口・トイレあり)に至ります。ここに案内板があります。
写真1は、根古谷から本丸への途上、本丸手前の土橋から東側の空堀を撮ったものです。

写真2は、本丸で、北東角からの全景で、模擬の冠木門が立てられているところが虎口です。

写真3は、井楼跡で、東北からの全景です。中央から右側に高くなっているところが櫓跡(土塁)です。井楼跡の北に二の丸が広がっています。

写真4は、二の丸北側を下って、本丸への通路です。ご覧のようにここは空堀です。そして孟宗竹の竹林ともなって、竹の子掘り禁止の立て札があります。

写真5は、おまけで、第三京浜の西側の富士仙元(富士仙元大菩薩)の南下から見た富士山です。

「小机城址市民の森・案内図」(根古谷)は『ザ・登城』「武蔵小机城〔こづくえじょう〕」http://www.geocities.jp/woodone3831/kanntou/c-4-11-siro-KODUKUE.htmlからの転載です。

(2012.02.13)