「武陵世家」の最寄りバス停は十二橋路(市内を東西に貫く蜀都大道)の通恵門站です。5・13・43・47・58・64・901路などがここに停まります。ここより東に直ぐの十二橋を渡ると、右(南)に大きな牌碑が迎える琴台路が通じています。この約800m弱の琴台路は明清代を模した建物が道の左右に並んだ、成都市で最初に観光用に再開発された街です。レストランや宝石・茶専門店などが軒を連ね、ホテルもあります。なお、この道は錦里とは異なり広く、自動車も通行しますし、駐車スペースもあります。
さて、写真に見るように「単鍋」、すなわち大鍋ではなく一人用の小鍋です。この点、中国では珍しいです。まず、武陵湯・烏子湯(烏骨鶏)・鴿子湯(鳩)からベースのスープを選びます。今回は烏子湯(12元)です。具の基本となるキノコ類として松葺・猴頭菇(山伏茸)・雪葺・竹蓀(絹傘茸)・茶樹菇の5種類を頼みました(この他、羊肚菌・鶏樅・霊芝など10数品)。ウエイトレスがそれぞれの鍋へ順にキノコ(小皿 20元程度から)を入れてくれます。煮立つ間は鍋の右に見える小椀の烏子湯を味わいます。淡泊でわずかに塩味の効いた味わいやすいものです。煮立つと、キノコを鍋の右上に見えるタレに付けて食します。ご覧の色のように、成都らしく豆板醤がたっぷり入っていますから、別に付けなくともそのまま味わってもいいものです。その後、肉・野菜類を適宜入れて楽しみます。このように「武陵煨珍単鍋」は野生のキノコを主体とした鍋として、自然食品として健康的で滋味に富んだ鍋ということができます。そして、酒としては紹興酒(1瓶65元から)が合うようです。以上、飲料は別にして、だいたい1人50元程度くらいから楽しめます。
なお、本店は鍋以外にも「武陵王」(スッポン)という名物料理など、各種のメニューがあり、武陵山珍料理を楽しめますし、土族・苗族の民謡の歌唱・演舞のサービスもあります。
(200.11.10)

一度このきのこのお鍋たべました。烏骨鶏の丸ごと1羽はちょっと恐いですよね。できたらぶつ切りで、、と思うのは日本人だけではないとは思うんですけどね。味は美味しかったです。うん、食べたいですね。激辛タレでいただくのも、、懐かしい。
やすよさん、「烏骨鶏の丸ごと1羽はちょっと恐いですよね」。武陵世家では写真のように、烏骨鶏からとったスープを一人鍋に入れて客の前に出します。これにキノコ類を入れて、固形燃料で加熱して食します。別の武陵山珍のお店では大鍋に烏骨鶏を入れたまま出すそうですから、そちらのお店ではないでしょうか。この意味で、武陵世家は安心できますよ。