8月25日から成都市に新型タクシーが導入されました。慢性的なタクシー不足を補う増車(500台の予定)です。車種は上海大衆(フォルクワーゲン)の成都市初登場の「SAGETER」です。中国大都市では最低といわれていた料金は、初乗り5元(深夜22~6時 6元)を7元(8元)、と初乗り料金が値上げとなりましたが、1キロ毎の追加料金1.4元(1.7元)は従来どおりです。この結果、旧タクシー変わらず、新型タクシー値上げと、初乗り料金のみが二本立てとなりました。
写真1は新型タクシーの前から外観を眺めたものです。
写真2は横断歩道橋から上面を撮ったものです。
そして、写真3は同地点から新旧のタクシーをとらえたものです。以上により、旧タクシーが黄色と緑か青とのツートンカラーに対して、新型タクシーは薄緑の塗装で足回りがシルバー色であることがお分かりでしょう。同時に、新旧のカラーニングで最も異なるのは、ボンネット上面のマークが新型タクシーでは「太陽神鳥」であることです。旧来はこれがパンダで、成都を訪れる日本人にパンダの街として印象づけていました。この「太陽神鳥」とは、およそ3000年前の古蜀王国の遺跡、成都市金沙遺跡の発掘遺物中の白眉「太陽神鳥金箔」のことです(遺跡の詳細については「金沙遺址(遺跡)博物館―成都雑感〔39〕―」をご覧ください)。パンダは中国の宝にして四川省全体のシンボルなのです。ですから、成都市では「太陽神鳥」を新たな市のシンボルとして掲げているのです。したがいまして、新型タクシーのシンボルマークもパンダから太陽神鳥になったわけです。なお、パンダは新たに給油口のイラストとして健在です。
最後の写真4は、たまたま901路「成都観光」オープン二階建てバスが見えたので、横断歩道橋上から人民東路・総府路(東西)と順城大街(南北)との交差点を人民東路(成都市の中央広場の天府広場に通じ、毛沢東立像前に)へと左折しようとしているところを撮ったものです。中央の赤いバスがこれです。二階が全面的にオープン仕様なのがお分かりでしょう。なお、左端に自転車群が信号待ちしていますが、パラソルの下のoreオレンジ色服の人が交通整理員で、信号を守らないと笛を吹いて停止させられますから、写真のように整然とライン前で信号待ちしているわけです。
(2007.09.22)




お久しぶりです。成都に新しいタクシーがお目見えしたんですね。この新しいタクシーだけ7元なんですか?それとも全部一斉に7元になったんですよね?どうですか?タクシーが捕まえ易くなりましたか?
やすよさん、旧型タクシーの料金は変化せずです。まだまだ、捕まえにくく、増車の効果は目に見えてません。夏休み明けに久しぶりに乗ったタクシーで、運転手が「西南交通大学」と紙に書いて示したのに(口頭では何度言っても理解できず。初めての経験)、場所が分からず、携帯電話で聞いて、「沙湾」と教えてもらっていました。大学に近づくと、私が道を指示してようやく校内に入れました。余りタクシーを利用しない私にとっても、こんな経験は初めてでした。どうやら、新型タクシーに優良運転手を取られたのか、地方出身の新米運転手がかなりいそうです。
北京では逆に小型、中型、豪華車と異なっていた料金を高いほうにそろえて一本化しましたね。考えてみれば、大きい車だからいいというわけではなく、夏場なら冷房を入れているかいないかということも選ぶ条件の一つになるかもしれませんよね。路線バスと同じように空調付、無しというので差があるなら納得ですね。
(xiong2)
xiong2さん、新型にエアコンがついているかどうか、まだ乗っていないので確かめていませんが、写真1左・右でもお分かりのように運転手は窓ガラスを開けて走っています。撮影の日は曇天でしたが、夏の名残で25度以上でした。実は前日に撮影に行くつもりでしたが、晴天で暑くなるのでやめましたが。ですから、まだエアコン付ではないと思われます。
金沢先生、もう一度先生のボログにコメントしに参りまして、とてもうれしく存じます。
ご覧になった通りに、成都では本当にこんな新型タクシーができたんですね。
1986の紅白歌合戦の録音をお聞き取りお願いしましたが、困ったことがございませんか?
たいへんお迷惑をおかけしまして、恐れ入ります。