「DVDソフト事情(1)」ですでに書きましたように、電脳街のDVD店の店頭からはそれと分かる海賊版は消えています。磨子橋の電脳城(ビル)の場合ですと、DVD店頭付近で「DVD、CD」と声をかけられ、うなずくとビル内の別の階か外の建物の部屋に案内されます。そこが海賊版の店舗となっています。最近ではこの呼び込みが、電脳城のソフト階のエスカレーターの降り口で行われています。まさしく、客引きです。
電脳街で最大のDVD店は一環路南二段から中に入った電脳売り場にあります。その店はこの春までは、表には正規版を置き、店の奥にベニヤで荷物置き場に見せかけた別室を設けて、そこで海賊版を売っていました。取り締まりが厳しくなったのか、春からこの店も店外に隠し店舗を設けてそこで売るようになりました。写真1は、現在の隠し店舗(何回か移転しています)のある建物の通路です。写真はストロボを焚かなかったので暗いですが、その方が雰囲気が出ていると思います。後方の明るいところが建物の入口です。手前右に見えるドアーが隠し店舗の入口です。ドアーには映画のポスターが貼ってありますが、その中央にドアスコープがあり、ノックするとこれで客を確認し、鍵をはずして入れてくれます。
写真2は、店内の様子です。壁には新作の映画ポスターが貼られています。DVDは段ボール箱に入れてあります。椅子が用意されていますから、それに腰掛けて客が物色しているのが分かります。写真の壁側には欧米映画とアニメ映画があり、中央の台には日韓・中国映画と音楽DVDが片側に、もう片側が各種の圧縮DVDがあります。反対の壁側はDVD-9(2層DVD)とボックスものとなっています。写真の右後方が奥の壁で、新譜は棚に表紙をむけて80点以上展示してあります。写真の奥の壁が入口側で、そこにはCDが並べられています。入口ドアーは右側で、写真では見えませんが、そこにレジがあります。
この店に関しては、Blog『◎オンディーさんぶらり地球旅◎』において、「8/28~31犯罪臭い。密着24時IN電脳城」
(http://ondy777.blog12.fc2.com/blog-entry-52.html#comment)
と題して写真付の報告が載せられています。
なお、圧縮DVDのドラマにおいて、韓国のが3列あるのに対して、日本のは1列しかありません。このように、以前と異なり現在では韓国の方が豊富です。
(2005.12.09)

